ワールドビジョンの宗教要素は怪しい?
ワールドビジョンはよく怪しいと思われているようなんですが、最近これがなぜなのかを考えています。
ワールドビジョンがなぜ怪しいと思われるのか、を考えるのにまず大前提ですが、私はワールドビジョンは怪しいとは考えてはいません。団体としてもしっかりしたものですし、活動自体も本当に共感できるものだと思います。
ここでは、実際には怪しいわけではなく、キチンとした組織であるにもかかわらず、なぜ怪しいと思われてしまうのかを考えてみます。
怪しいと思われているのは、よく「ワールドビジョン 怪しい」というキーワードで検索されていることからもわかります。「チャイルドスポンサー うさんくさい」っていうのもありますね。
やはり、ワールドビジョンのことを怪しいと思うから検索されているんだと思います。
では、なぜワールドビジョンは怪しいと思われてしまうのでしょうか
。
先ほども言いましたが、ワールドビジョンは決して怪しい団体ではありません。国税庁にも認定NPOとしても認められていますし、支援地域の活動にも多くの実績があります。
調べてみれば、ワールドビジョンが怪しい団体ではないことがわかるのですが、最初の第一印象が、やはり怪しいと思う人が一定数いるということなんですね。
なぜか。
一つはワールドビジョンがなぜ怪しい感じがするのかを考えてみた でも考えたように、慈善事業、募金活動自体に対する不信感があるのではないか、ということ。
もう一つは、いわゆる”よいこと”を強制してくるんじゃないかということに対する恐れからくる不信感。これはいわば、よいことをしろという圧力をかけてくるのでは、という不信感です。
当然ながら、ワールドビジョンは、そんな圧力をかけてくるということはないと思いますが、勝手にそういう恐れを感じてしまうんですね。最近はあまり精神的にも経済的にも余裕がない人が多いので、とくにそういう圧力に対する恐怖というのは大きくなっているのかもしれません。
実は、このどちらもワールドビジョンそのものには関係のないところで、不信感を感じる側の問題であったりします。
というわけで、団体としてのワールドビジョンやその活動自体に何か問題があるわけではないと思います。
ここで出てくるのは、怪しいもう一つの要素です。
それは宗教です。
ワールドビジョンの基本理念に、キリスト教精神に基づいて活動します、というのがあります。
このことが、ワールドビジョンが宗教的だと思わせてしまう要素になっています。いや、実際にこれはかなり宗教的な要素ですよね。
私も、最初にこれを見たときは、むむ、これはもしや怪しい宗教団体なのか、とも思いました。しかしその活動自体はとてもフラットなものですし、そもそもキリスト教って世界三大宗教の一つですから怪しいもなにもありませんよね。
そういう意味ではかなりオープンともいえます。
ただ、キリスト教であっても、宗教自体にアレルギーのある日本人としてはなんとなく警戒してしまうのは、これある意味当然のことですよね。
自分はキリスト教徒ではないのに、キリスト教の宗教活動のようなことをやってもいいのか、みたいな葛藤ですかね。
あるいは、実家は仏教だし、自分はどちらかというと無宗教だしな、と思う人もいると思うんですよね。
このへんが、ワールドビジョンが怪しいといって警戒してしまうところなのかな、と思います。
ただ、ワールドビジョンは理念としてキリスト教に基づいてはいますが、活動はあくまで支援活動、ボランティアで、宗教的な活動をしているわけではないということです。
活動は仏教国やイスラム教の地域でも行われていて、その支援の実績もありますし、ワールドビジョンの職員にもキリスト教を信仰していない人もいるとのことです。
ただそもそもワールドビジョンの創設はキリスト教の宣教師であるボブ・ピアスによるものですし、要素としてのキリスト教色というのは完全には消えないのかな、とは思います。基本理念にもキリスト教に基づいて、とあるくらいですからね。
その辺を許容するかどうかは、クリスマスをイベントとして許容するかどうか、とそれほど変わらない気もします。日本人はクリスマスを完全にお楽しみイベントとしてとらえていますよね。
言われてみて、そういえばキリスト教のイベントだよな、と思うくらいですよね。
ワールドビジョンの宗教的要素も日本人にとってはそれくらいの認識でいいのかな、と思います。そのことでチャイルドスポンサーをうさんくさいと思ってしまうのも、慈善活動を考えているなら、システム的にも機会を失ってしまってもったいない感じもします。
というわけで、ワールドビジョンを怪しいと感じるのは宗教的な要素のせいか、ということですが、これはやはりある意味そうともいえますね。
しかし、その活動内容や実績などから宗教的な要素としての割合は日本のクリスマスと同じくらいかな、という認識です(これは個人的な認識です)。
クリスマスにサンタの扮装をして子どもたちにプレゼントを配るというようなことを、宗教的な違和感からできない、あるいはやりたくない、という人にはワールドビジョンでの支援活動は向かないかもしれませんね。
日本で、そこに違和感を持ってしまうとなると、ワールドビジョンが行っているチャイルドスポンサー自体もうさんくさく見えてしまうかもしれませんよね。
ただ個人的には、ワールドビジョンの支援活動、特にチャイルドスポンサーシップは、支援する側も充実感のあるいい支援方法だな、とは思います。
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