ベトナムでの人身取引の事例をみると、山岳地帯の少数民族の女性が犠牲になることが多いようです。
ハノイなど大きな都市部では開発も進み、高層ビルの建築ラッシュになっている反面、山岳地帯の地域では家も木造の簡易なもので、道路も舗装されておらず、電気の供給の限られている地域が多いそうです。
ワールドビジョンが活動しているチャンエンという地域でも、舗装されていない道路が雨が降るとドロドロにぬかるんでとても歩きづらかったそうです。今は道路が整備されていて、そういった支援も進んでいるようです。
電気の供給も限られているということで、生活はかなり不便であることがわかります。
そうした地域に住む人々は、収入がよくより良い生活にあこがれを持っていることが多く、そこに人身取引のブローカーが漬け込んで被害にあうということも多いようです。
デイエンビエン省の17歳のヒエンさん(仮名)の人身取引被害の例をみると、取引を仲介していたのが親戚のおばさんということも驚きます。
おそらくは”少女”の紹介で報酬を得ていることが想像できます。ヒエンさんの場合は、母親のある意味命を顧みない行動によって、家に帰ることができましたが、先に売られてしまったヒエンさんの妹2人は、そのまま中国で行方不明のままだそうです。
こうした少数民族の人身取引の被害者は、ベトナム全体の実に80%以上にのぼるそうです。
こういった人身取引に対する対策は、たとえば、ムオンチャ群トアンザオ群では地域の女性や女の子を対象に、人身取引予防事業として行われ、同じ地域で行われているチャイルド・スポンサーシップのプログラムと一緒に行われることで、社会福祉サービスの向上や地域の子どもたちを守るスステムを強化することが期待されています。
チャイルド・スポンサーシップのプログラムで、ベトナム少数民族の人身取引被害予防に、大きく貢献できるということですね。
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